スプリング8

理化学研究所の放射光施設で、1997年に運転が始まった。

全周1.4キロメートルのドーナツのような形をした加速器に、放射光を取り出す57の実験室がある。

物質の構造の解析結果は、低燃費のタイヤや虫歯予防のガム、頭髪のつやを保つシャンプーなどの商品開発につながった。

探査機「はやぶさ」が持ち帰った小惑星の微粒子の解析や、和歌山市の毒物カレー事件で使われたヒ素の鑑定なども行った。