イリューシン62型

米ソが核戦争の瀬戸際まで行った「キューバ危機」が起きた1962年、モスクワから約1万キロメートル離れたキューバまで直行できる旅客機を自国で作ろうと開発された。

ソ連製で初めての大陸間を飛行できる長距離ジェット機。

1963年に初飛行、1967年から量産された。

ブレジネフ書記長やゴルバチョフ大統領ら歴代のソ連指導者の専用機として長く活躍し、旧東側諸国で広く使われた。

ソ連崩壊後のエリッイン露大統領も乗ったが、専用機としては老朽化で1995年に引退している。