旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷

旧ユーゴ連邦の崩壊を機に起きた内戦に関連し1991年以降に起きた虐殺や拷問など、人道上、重大な違反行為を裁くため、1993年に国連として初めて、安全保障理事会決議で設置された国際戦争犯罪法廷。

ユーゴ元大統領ミロシェビッチ被告や、セルビア系の元指導者カラジッチ被告ら計161人がジェノサイド(集団虐殺)の罪などで起訴され、90人が有罪判決を受けた。

法廷は2017年末で活動を終え、上訴審などは国連の別の機関に引き継がれた。