カネミ油症

「カネミ倉庫」(北九州市)が製造した米ぬか油を摂取した人が発症した食中毒被害。

1968年10月に発覚し、翌年までに約1万4000人が保健所などに被害を届け出た。

認定患者は2322人(2018年3月末現在、死亡者含む)。

油の脱臭工程で、熱媒体のポリ塩化ビフェニール(PCB)や、加熱によって生成されたダイオキシン類(PCDF=ポリ塩化ジベンゾフラン)がパイプから漏れて油に混入したことが原因とされる。