東京裁判(極東国際軍事裁判)とパール判決書

東京裁判は、第二次世界大戦で日本が降伏した後、日本の指導者の戦争責任を問う目的で、昭和21(1946)年5月3日~23年11月12日に開かれた。

戦勝国から選ばれた判事11人はA級戦犯として起訴された28人のうち、裁判中に死亡するなどした3人を除く25人全員に有罪判決を言い渡した。

英領インド代表のパール判事は、判決書(反対意見書)において、被告の起訴罪名である「平和に対する罪」「人道に対する罪」は「事後法である」などとして、全員を無罪と主張した。