中国映画

1949年の中華人民共和国成立から一時期は、社会主義を賛美する宣伝映画の色彩が強かった。

文化大革命(1966~1976年)後の1980年代、映画監督の「第5世代」とされる陳凱歌(チェンカイコー)氏、張芸謀(チャンイーモウ)氏らが、歴史を題材とした「黄色い大地」「紅いコーリャン」など自由な作風の作品を次々と作り、海外でも高評価を得た。

映画市場は、習近平政権正式発足の2013年前後から高度成長期に入った。

2017年の年間興行収入は559億元(9500億円)と過去最高を記録。

2018年上半期はすでに314億元(約5338億円)に達し、年間で世界一になるとの予測もある。

米ハリウッドも巨大市場に強い関心を寄せ、北京では「ユニバーサル・スタジオ」が2020年の開業を予定する。